遺産分割に応じてくれない相続人

何かしらの理由があって、他の相続人と遺産を分割することに反対してしまう人がいるケースでは、なぜ遺産分割に応じないのか理由を確認することで解決へ1歩近づくことができます。

被相続人（亡くなった方）が生きている間、お世話をしていた相続人

被相続人の財産管理も含めて、生きている間にお世話をしていたので被相続人の財産は「お世話をしていた自分のもの」だと思ってしまっている

被相続人の財産を使い込んでしまった相続人

被相続人のキャッシュカードの保管場所や暗証番号を知っており、監視の目がないのをいいことに自身のためだけに被相続人の預貯金などを使い込んでしまった。
※「遺産を勝手に使いこまれてしまった」場合、その使いこまれた財産を取り返すための法的な手続きにはおよそ2年の期間を要します。

被相続人の家に住んでいた相続人

被相続人名義の不動産は相続財産になるため、遺産分割することで、その不動産に住んでいた相続人の住む場所が無くなってしまうことを恐れている

遺産分割に応じない理由を知ることで、大きなトラブルへ発展し相続手続きを長引かせることなく終えるための手段を考えることができます。