遺言書 | 神戸・三宮・明石・加古川・播磨の相続なら、相続遺言相談センター - Part 5
2022年04月01日
Q:遺言書に記載がなかった遺産が出てきました。このような場合どうしたらよいか司法書士の先生に教えていただきたいです。(加古川)
現在加古川に住んでいる50代主婦です。先月加古川市内の病院で80歳間近だった母が亡くなり、その後加古川にある実家にて無事葬儀を終え、妹と遺品の整理を行っていました。その際に母の引き出しから遺言書を見つけたので、その遺言書の内容に従い遺品の整理を進めていきました。しかし整理が終わりかけていた時に、母の鞄の中から通帳が出てきたのですが、その通帳に関して遺言書には何も記載されていませんでした。記帳が最近はされていないようだったので、通帳のことを忘れていただけなのかもしれません。このように遺言書に記載のない財産が出てきた場合、どのようにしたらよいか司法書士の先生に教えていただきたいです。(加古川)
A:遺言書に記載のない財産を見つけたら、遺産分割協議を行う必要があります。
この度は加古川相続遺言相談センターまでお問い合わせありがとうございます。
遺言書に記載のない財産を発見したら、まずは遺言書に記載のない財産に関することを被相続人が遺した遺言書の本文に書かれていないかを確認しましょう。遺言者の中には自分の所有する財産についてすべてを把握しきれていないという方も少なくありません。そのため、“記載のない財産の取り扱い“について遺言書に書かれている場合があります。
書かれていた場合にはその内容に沿って相続を行ってください。書かれていない場合につきましては、相続人全員で遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成しましょう。
特に不動産など、簡単に分割することができない財産は遺産分割協議を行う必要があります。遺産分割協議書は預金を解約し払戻しを行う場合や不動産の登記変更の際に必要ですので、大切に保管してください。
また遺産分割協議書を作成する際の規定は特にありません。手書きでもパソコンでも作成することが可能です。重要なのは、「相続人の誰が、なんの財産を、どのように受け継ぐのか」を確実に記載するということです。
加古川 相続遺言相談センターは相続手続きの専門家として、加古川エリアの皆様をはじめ、加古川周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。加古川 相続遺言相談センターではご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、加古川の地域事情に詳しい専門家が親身になってサポートさせていただきます。まずは加古川 相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。加古川 相続遺言相談センターのスタッフ一同、加古川の皆様、ならびに加古川で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
2022年02月01日
Q:私には相続人がいないので寄付を考えています。確実に寄付するには遺言書を残した方がいいと聞き司法書士の先生からアドバイスをいただきたく問い合わせました。(播磨町)
初めて相談します。私は播磨町に住んでいる会社員です。私は独り身で、相続人もいません。若いころはそれなりに頑張っていたので、ある程度の貯金と遺産となるような財産があります。しかしながら最近、友人の死をきっかけに自分の死後について考えるようになりました。私が亡くなったら私の財産はどうなるのでしょうか。私の両親は既に亡くなっていますし、親戚と言えば、会ったこともない親戚が播磨町郊外に一人二人いる以外思い当たりません。顔も知らないような人に私の遺産が渡るのであれば、いっそのこと播磨町の施設や団体に寄付するのはどうだろうと思い始めています。しかしながら、死後のことですので確実に寄付されたか知るすべはありません。今のうちに確実に寄付できる方法があればやっておきたいのですが、アドバイスいただけますか?(播磨町)
A:公正証書で遺言書を作成することで、確実な寄付に繋がります。
相続人のいらっしゃらない方が寄付をお考えになることは珍しいことではありません。しかしながら単に口約束では確実に寄付される保証はありません。このような場合は、公正証書遺言による遺言書を作成することで、遺言者の死後、遺言書で指定した寄付先に遺贈することが出来ます。
遺言書には、3つの方式があります(①自筆証書遺言、②公正証書遺言、③秘密証書遺言)。
この3つの方式の中で、寄付などをご検討されている方にお勧めしているのが②の公正証書遺言です。公正証書遺言は、公証役場の公証人が、遺言者が伝えた内容をもとに作成する遺言書です。法律の知識を持つ公証人が法律に沿った不備のない遺言書を作成します。
さらに、公証役場において遺言書の原本が保管されるため、紛失や改ざんの恐れがないのもこの遺言書の特徴です。
なお、相続人のいらっしゃらない方の財産は国庫に入ることになります。ご相談者様の場合、遺言書を作成しないと見ず知らずの親戚に財産が渡る可能性は否定できません。
また、遺言執行者を遺言で指定しておけばなお安心です。遺言執行者は遺言書の内容を実現するための手続き等を行う権利義務を有します。今のうちから信頼できる人に寄付の件と併せて公正証書遺言が存在することを話しておくと良いでしょう。
なお、ご相談者様は今後寄付先についてご検討されるかと思いますが、寄付先によっては現金しか受け付けない団体もありますので、併せてご確認ください。
相続遺言相談センターでは相続手続きについて播磨町の皆様に分かりやすくご説明できるよう、相続手続きの専門家による無料相談の場を設けております。また、相続手続きのみならず、相続全般に精通した専門家が播磨町の皆様の相続に関するお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので遠慮なくお問合せください。播磨町の皆様、ならびに播磨町で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。
2021年12月01日
Q:司法書士の先生にお伺いいたします。父の遺言書に母の署名もある場合、その遺言書は法的に有効なのでしょうか。(稲美町)
司法書士の先生、はじめまして。遺言書のことでご相談させてください。
先日稲美町の実家で母と仲睦まじく暮らしていた父が亡くなり、相続人である母と私の二人で遺品整理をしていたところ、父が自分で書いたと思われる遺言書を発見しました。
遺言書の内容について母に確認したところ、稲美町の実家や不動産、その他の財産の分割方法が書かれていたのですが、気になったのが母の所有する財産についても記載されているとのことです。しかも父だけでなく母も署名をしていたそうで、連名で署名をしている遺言書は聞いたことがないため、法的に有効なものなのかという心配をしています。
母いわく「夫婦だから一緒に遺言書を作成した」とのことですが、こういった遺言書の話を聞いたことがありません。法的に有効なのかどうか、司法書士の先生にお伺いしたいです。(稲美町)
A:お二人の署名がされた遺言書は法的に無効となります。
2名以上の者が同じ証書で遺言を行うことはできないと、民法における“共同遺言の禁止”によって定められています。それゆえ、ご夫婦であったとしてもお父様とお母様、お二人の署名がされた遺言書は残念ながら無効となります。
遺言書は遺言者の最終意思を示す重要な書類であり、相続において何よりも優先されるものです。その遺言書の作成に複数名が関わるとなると特定の人物に分割内容を強要されるなど、自由な意思を反映した遺言書とはいえない可能性があります。
また、遺言書は一度作成しても後から撤回できますが、連名の場合にはそれぞれの同意が必要となることが考えられます。“共同遺言の禁止”は、遺言書の作成におけるこれらの自由を確保するために定められているといっても良いでしょう。
今回、お父様の残された遺言書は無効となってしまうため、遺産の分割方法について相続人全員で話し合う「遺産分割協議」を行う必要があります。その協議の場で合意に至った内容を取りまとめて作成する「遺産分割協議書」は稲美町のご実家や不動産の登記の際に提出を求められる書類ですので、必ず作成しておきましょう。
遺言書や相続手続きの際に発生しやすいトラブルを避け、スピーディーな手続き完了を目指す加古川相続遺言相談センターでは、稲美町周辺エリアの皆様の遺言書や複雑な相続手続きに関するお手伝いをさせていただいております。
加古川相続遺言相談センターには稲美町の地域事情に詳しい遺言書ならびに相続手続きの専門家が在籍しており、稲美町の皆様の疑問や不安点、難しい専門用語などについても親身になってご対応いたします。
初回のご相談は無料ですので、稲美町の皆様、ならびに稲美町で遺言書や相続手続きの相談ができる事務所をお探しの皆様、どうぞお気軽にお問い合わせください。
まずはお気軽にお電話ください
0120-079-006
営業時間 9:00~20:00 [土・日・祝も相談対応]
- 足が悪い、遠方で出かけて行けない方などは、どうぞ出張相談をご利用下さい。担当者が、播磨・神戸から、無料で出張相談に対応いたします。
- 電車や公共交通機関をご利用の方は、駅まで送迎をしております。お気軽にご要望下さいませ。